DataTraveler 2000 よくあるQ&A キングストンセキュリティーUSBメモリにおけるよくあるQ&Aのまとめ。
DataTraveler 2000 よくあるQ&A
キングストンの DataTraveler 2000 は、セキュリティを優先して設計されたUSBメモリだ。文字と数字を組み合わせ、ドライブをロックできる英数字キーパッドを搭載している。
このドライブは、ハードウェアベースのXTSモードによるフルディスク AES 256ビットデータ暗号化方式を採用している。暗号化はホストコンピューターではなく、ドライブ自体で行われるため、システム上にPINの痕跡が残ることはないためセキュリティー重視のデータを保存するには最適なUSBメモリとなっている。
FIPS 140-2 レベル3に準拠しており、多くの企業が求めるIT要件を満たす。
Q1: PINコード(パスワード)を忘れてしまった。どうすればいいか?
A: PINコードを忘れた場合、データへのアクセスはできない。セキュリティ上の理由から、Kingston DataTraveler 2000には忘れたPINコードを復元する機能がない。PINコードをリセットするには、ドライブを工場出荷時の状態に戻す必要があるが、その際にドライブ内のデータはすべて消去される。
Q2: PINコードをリセットする方法を教えてほしい。
A: PINコードのリセット手順は以下の通りだ。ただし、この操作を行うと、ドライブ内のデータは完全に消去され、復旧は不可能になる。
- ドライブの7番ボタンを長押しし、続けてキーボタン(鍵のマーク)を押す。
- 赤と緑のLEDが交互に点滅し始めたら、両方のボタンを同時に離す。
- 10秒以内に9番ボタンを3回押す。赤と緑のLEDが交互に点滅し続ける。
- 7番ボタンを長押しし、続けてキーボタンを押す。
- 両方のボタンを離すと、赤色のLEDが消灯し、リセットプロセスが完了する。
- この後、ドライブを再フォーマットする必要がある。
詳細な手順については、Kingstonのサポートページや公式YouTubeチャンネルにある「Resetting the drive – Kingston DT2000」の動画を確認することを勧める。
Q3: PINコードの入力回数を間違えすぎるとどうなるか?
A: 連続してPINコードの入力を10回間違えると、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)を防ぐため、ドライブは自動的に暗号化キーとパスワードを消去する。この場合、ドライブは工場出荷時の状態に戻り、すべてのデータは消去される。
Q4: PINコードの要件は何か?
A: PINコードは、7桁から15桁の数字で設定する必要がある。また、以下のような単純な組み合わせは使用できない。
- 同じ数字の繰り返し (例: 1111111)
- 連続する数字 (例: 1234567)
Q5: ドライブが熱くなることはあるか?
A: 使用中に温かくなったり、熱くなったりすることがある。これはいくつかの要因が考えられる。
- 素材: 金属製のドライブは、プラスチック製のものよりも熱を吸収しやすい傾向がある。
- 周囲温度: 高温の環境で使用すると、ドライブの冷却能力が低下し、温度が高くなることがある。
- ファイル転送: 大容量のファイルや多数のファイルを連続して転送すると、ドライブが発熱することがある。
Q6: 読み取り専用モードやタイムアウトロックモードはあるか?
A: これらの機能はキーパッド操作で設定可能だ。
- 読み取り専用モード: ドライブへの書き込みアクセスを制限し、データの改ざんを防ぐ。
- タイムアウトロックモード: 一定時間操作がない場合に、ドライブが自動的にロックされるように設定できる。1分から99分の間で設定可能。
DataTraveler 2000 レビュー デメリット キングストン キーパッド付き暗号化USBメモリ